世界戦を振り返って〜大門浩二〜

みなさん、こんばんは

昨日のレセプションでもお話させてもらいましたが、今回の世界選手権の出場にあたりまして、たくさんの方からの応援、ご支援、ハングエイドを通してたくさんの多大なるご支援金をいただきまして本当にありがとうございました。 年齢順ということなんで、私から。今年で51になります。 昨日レセプションの時は、辛口で話そうと思っていたんですけど、あんまり人のことを辛口に言ってもしょうがないので、自分のことを話したいと思います。

僕は、前回、前々回の2回の世界選手権をキャンセルしまして、4年間海外では飛んでなかったです。その前が2011年のイタリアの世界選手権でコンデションがすごく渋く、風強かったりで、タスクが成立したのは2本だけなんですけど、その時は4位という成績を残しました。ただ2本のタスク、2日しか飛べなかったのでラッキー、マグレという人もいたかも中にはいたかもしれませんし、もっと飛べていれば、お前は3位、2位になれる可能性があったと言ってくれた人もいました。そこは自分の中でも、煮え切らない部分でもありました。2011年の世界選手権のままで終わるつもりはありませんでした。

仕事を変わる時期でもあったし、家庭の事情もあって、2回の世界選手権はお休みして、海外でのフライトを休ませていただきました。今回のブラジルの世界選手権では、過去にもブラジルで飛んだことがあったし、ある程度知っているエリアで、今年の世界選手権でそのエリアで飛ぶのは4回目、4年目になります。2002年、2003年、前回のブラジルの世界選手権とプレ、去年のプレ大会で今年で4年目、エリアはブラジルのブラジリアやるということで、エリアも十分知っているつもりでした。4年間海外の大会で飛んでなかったですが、それに合わせて十分な準備、自分にあったグライダー、ハーネスに去年の時点から、去年のプレ大会が世界選だと思って、結果を残すつもりで準備してきました。結果、当然失敗もあるし、足りなかった部分もあるし、準備がまだ整ってなかった部分もあるので、それを踏まえて今年の本選でさらにグライダーを変えたり、筋肉トレーニングなんかもして、今年飛んだつもりだったんですが、みなさんご存知の通り結果は28位でした。

飛んでる感じの中では、自分の中で、トップグループと一緒に飛べるし、何ら遜色のないというつもりで、個人、自分の考えで飛んでました。ただ、焦りもあって、途中ペナルティを食らったのも不服に思っちゃったのか、気持ちの切り替えができてたつもりだったんですけど。基本的に、僕は毎日トップゴールを目指す、あるいは、毎日トップ10に入って積み重ねて行って最終的には最低でもトップ10、表彰台ということをかなり意識して飛んでいたつもりでした。ただ、結果はご存知の通りで、私個人的には、すごく不甲斐ない、不本意な成績だったと感じております。私の個人的は状況はそんな感じだったんですが。 あんまり日本チームのことを辛口で言ってもしょうがないのですが、今回日本チームは、博司が23位、砂間が24位、自分は28位、あと30 ,40, 50と続いていますが、ごめんなさい。僕生意気なこと言いますけど現時点で日本人は20位そこそこがやっとなのかなと、この20年間世界選手権出て来て、20位の成績を取りたくて僕は出ているつもりはないので、これをどうにかして、打開したいと思って当然上を狙って来たし、準備もしたし。前々から僕は、プレも出ないで、世界選手権出たってろくな成績が出るわけないと思っていたし、普段、トップのメンバーと飛んでないと、絶対勝負勘とか、飛び方とか無理だろうと思っていたし、そう思っていたので、僕はプレも出たし、10年前なんかは海外の大会に毎年行っていたし、残念ながらここ4, 5年は行けてなかったです。個人的は、勝負勘が足りてなかったところもあるのかなと。個人的は今回の世界選手権が最後のつもりで、それなりの準備もしてきたつもりだったんですが、それなりの目標を持ってきたつもりだったんですが、ご存知の通りの結果になってしまいました。あんまり、悔いはないです。 自分のやったことに対する足りない部分とか、自分がもっとやれるだろうと思いもありますけど、去年、今年と準備して挑んできた結果、結果自体にはすごく不満ですが、あまり悔いはなくやれたかなと思っています。

たくさんの応援、ご支援ありがとうございました。